「クイズの勉強」 まず何をするの?
久しぶりの「コラム」ですねー。
知り合いのツイッターでの呟き等で知ったのですが、ここ数年で またクイズブームが再燃してるらしく、大学のクイズサークルだったり、中学・高校の『クイズ研究会』に入る子が増えているそう。
また、このサイトでも こっそりとリンクを貼ってるけど、東京にあるクイズ専門店「QUIZ ROOM SODALITE」も、『99人の壁』というクイズ番組の中で紹介された事で、アクセス数が増えるなど、注目を集めているようです。
今回はそんな「はじめたばかり」とか、「まだよくわからない」という人たちに向けて、どういうことに意識したらいいのか ってな事をネタにしたいと思います。
もはや定番? このアドバイスの “真意"
まず、『クイズ』に関して「素人」「初心者」って人が、『最初、どんな事をしたら良いの?』と質問した際、一般的に どんな「答え」が返ってくるか と言うと
まずは、「知識」の量を増やしましょう
ってなことを言う人が多い印象で、
中には、『問題と答え、セットで覚えろ』 なんてことを言っちゃう人も。
「問題集」や「ゲーム」「ネット」など、具体的なモノを挙げる人も居るが、
これらも 結局は「知識を増やすこと」を目的としてる『手段』の話だね。
要するに、大半の人が『暗記し(て覚え)ろ』 と言ってるワケだけど、
僕は これを「アドバイス」と捉えて良いものか。正直、よくわからない。
ただ、なぜ経験者たちが 口を揃えて 『暗記しろ』と言うのか。理由を自分なりに考えた結果、「あぁ、そりゃ そう言うしか無いわなぁ」と、一人で妙に納得してしまったのですが・・・
その理由とは、 それが 一番 無難な答え だから。
「無難」と思われているワケ
今回の件に限らず、似たような受け答えの例は他にも沢山あって、
いくつか挙げてみると
- 「テストで良い点を取りたい」 → 『勉強しろ』
- 「痩せたい」 → 『運動しろ』
- 「お金が欲しい」 → 『働け』
という具合。・・・なんか、結構「あるある」だよね
質問をした側からすると 「そんな当たり前のことや、一般論を聞きたい訳じゃない」 と思うかもしれないけど、回答する側からすると、質問者が どんな人物であっても当てはまる『答え』は、結局「当たり前」の事や、「一般論」と呼ばれるものに落ち着く傾向にあるようです。
しかも 性質が悪い事に、これらの言葉は「完全に間違ってる」と言えないので、異論や反論も出しにくい。よって「アドバイス」として出されると、言われた側は納得するしかない という、ね。
「当たり前」や「一般論」を回避するには
・・・納得できない? じゃあ、こういう例で考えてみましょうか。
「テストで良い点を取りたい」と思ってるA君がいるとして。
彼は 頭のいいB君に、「どうしたら良いと思う?」と相談を持ちかけた。
そこでB君は、『勉強しろ』とアドバイスをした。
ここでポイントになってくるのは、A君は、【現状 テストで何点を取ってるのか】という事と、【何点以上を『良い点』と思ってるか】を、B君に全く教えていない という点。
そのため、B君としては、仮に A君のテストの点を「X点」、『良い点』を「Y点」として考えることになり、XとYが どんな数字でも当てはまる言葉。つまり 『勉強しろ』という一般論をアドバイスすることになってしまう というワケ。
A君の立場で考えると「いや。もっとこう、具体的にさぁ~」と言いたくなるだろうけど、そもそもA君の相談自体が全然 具体的でないため、B君も具体的なアドバイスが出来ないのです。
A君のテストの点「X点」だけで考えてみても、Xが「30」の時と、「50」の時では、B君のアドバイス内容は違ったものになるはずでしょ?
こんな風に、質問や相談してきた人が どんな状況であっても当てはまり、かつアドバイスとなる言葉というのは、「当たり前」だとか「一般論」と呼ばれるものに落ち着くわけで、これは『クイズ』に関しても同じことが言えます。
なので、「一般論でない」アドバイスをしてもらいたい場合、質問するときに出来るだけ、(質問の中に)具体的な内容を入れること。これがまず大事。
誤解を招かないよう補足しておくと、『暗記しろ』という一般論は、テキトーに返された感 出まくってるけど、それ自体は間違ってないし、大事な要素の1つであることに変わりありません。
(「暗記」に関しては、思う所があるので、後日 また別の記事として上げる予定)
ひとまず、まとめ・・・か?
一般的に『クイズ』って、知識量の多い方が何かと有利だから、「少ないと思ってるなら、増やす努力をしよう」って話になるのも、わかるんだけどね。
だからと言って、このサイトでも同じことを言うのは、なんかつまんない。
という訳で、最初のページで、いわゆる「一般的な考え方」を載せ、次のページで独自の考えを載せていく という「2段構え」ならぬ、『2ページ構え』というスタンスで行きます。
むしろ、ここからが本領発揮。
長くなってしまったので、続きは次のページをどうぞ
次のページ:一度、自分を見つめ直してみようか
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